投資信託の手数料
投資信託には保有コストや売買コストがかかります。いわゆる手数料です。投信の手数料はすこしややこしい面がありますが、インデックスファンドの場合は特に知っておくべき重要な事柄となります。
投資信託特有の手数料として、信託報酬と信託財産留保金、監査費用、解約手数料、販売手数料、目に見えないコストなどがあります。
信託報酬とは、保有中に信託財産から毎日差し引かれるコストです。保有中ずっと取られることになるので、投資家はこの手数料にいちばん気をつかわなければいけません。
たとえば、1.5%と0.9%では雲泥の差です。長年その投資信託を保有した場合には圧倒的な差となって運用結果にあらわれるので、用心してください。
販売手数料と解約手数料は売買時のコストで、ふうつの株式投資の売買時のコストと同じように考えればいいでしょう。ただ、いまはこの2つのうち片方だけない場合や、両方ない場合もあります。
信託財産留保金とは、信託財産留保額とも呼ばれるもので、解約した際に解約者から取られて、信託財産に組み込まれるものです。つまり、解約した場合は取られるけど、最後(償還)まで持てば取られないものです。
監査費用は法的に必要な経費といえます。どこの会社でもある監査の経費と考えればいいでしょう。どの投信でも同じような割合でかかる費用です。
最後に目に見えないコストですが、これは投信がおこなう売買や海外市場へ投資するときの為替手数料に相当するものです。短期的に売買を繰り返す投信はこれが高くなります。
長期投資を考えている人はインデックスファンドを選ぶと思いますが、インデックス投信ではこのコストは比較的抑えられるもので、そこまで気にする必要はないといえます。もちろん、注意は必要です。
FX会社を比較する上で、信託保全が完全か一部か、全額かなどをしっかり調べるのも大事なことです。資産を預けるのだから妥協はしないようにしましょう。